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刻々と…

第4章  距離


踏みしめる…音が止まる


「…別に何も無いですよ…」


「…あれから連絡してないけどさ…

心配…しちゃってさ…」


「……」


「今日偶然電車で会ったけど…

俺…ドア開く前に弥生ちゃん見つけて…」


「……」


「やっぱり…笑ってる感じないんだよ…」


「……」


「目の前立ったら…目がちょっと腫れてるしさ…」


「なんでもいいから…話してよ…」





胸につかえたものが…
弥生の胸をどんどん苦しくしていく


苦しい…




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