テキストサイズ

刻々と…

第2章  歯車



時計は21:00を回っていた


まだ弥生一人だ


「俺も飲んじゃおうかな!」

「マスター大丈夫?お客さん来るんじゃ…」

「いいのいいの!今日は暇だから!」


そう言うとマスターはビールのジョッキを片手に笑った


お店としてはお客さんが来ないのはいい状況とは言えないのに
マスターは明るく笑い飛ばす


(マスター明るいなぁ…)


「はい!弥生ちゃん!お久しぶりって事で乾杯!」


ジョッキ同士がいい音を立てる

「乾杯~」


二人で喉を鳴らす


ストーリーメニュー

TOPTOPへ