
刻々と…
第2章 歯車
「んんっ…!あっだめ!おっきぃ…!」
弥生は泣きながらマスターの胸を押し返した
「だめだよ弥生ちゃん…まだ半分しか入ってないよ…」
耳元で息を乱しながらマスターが囁くと
弥生の脳は溶けた
(マスターのこんな声…こんな近くで…変になるよ…)
弥生の中はマスターのモノをギュッと締め上げている
動かさないぶん自分が締め付けているのが
嫌というほど感じる
「奥に行くよ…」
「…ぁ…ゆっくり…ゆっくりして…お願い…」
ズブ…ズチュ…ジュブ…
「あっ…ぁあ…入ってきちゃう…マスターのが…」
「うん…入ってくよ…」
ズチュチュ…
弥生は無意識にマスターにしがみついた
圧迫感と快感とおかしくなってしまった不安で
何かにすがらないと自分では無くなってしまうのではないかと
