テキストサイズ

刻々と…

第2章  歯車



シャワーを浴びてガウンを着ると

冷静になった頭は後悔でいっぱいになった



(卓哉がいるのに…あたしは…ごめん…なんでこんな事に…)


「弥生ちゃん!はい!」

缶ビールを渡されると

「乾杯~」


なんとなく一口のむと

冷たいビールが火照った体に染みた



「弥生ちゃん顔暗いよ?」

マスターがキラキラした目で覗き込む


ドキッ

「後悔してる最中なんです!」

また顔を反らす


ストーリーメニュー

TOPTOPへ