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刻々と…

第1章  6年目





ヴゥゥゥ…ヴゥゥゥ…


携帯のバイブが鳴る



「着いた」




それだけ




弥生は戸締まりを済ませ



靴箱を開ける



一瞬ピンクのパンプスに目をやったが



その隣のベージュのペタンコのブーツを取り


足を入れた




ガチャ…





鍵が締まる

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