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エロ動物と飼育員

第2章 ▤Episode.1▤

~直緒side~

(見た目と性格が、ちょっと違う感じだったな)


見た目が清楚系だから、口調もしまってるのかと思った。


『ご迷惑おかけしたようね、どうもありがとう』


とか、だと思った。

そう思うのは、僕だけ?


「……にしても、美人さんだったな」

メガネ外すと、またガラリと雰囲気が変わる気がする。

清楚系は残ってるけど、それよか普通にいる人気モデルさんみたいな…すごいな。


「何突っ立ってんだ、直緒」

「かずくん!いや、美人さんだったよね!」

「あ?あぁ、あの”まひろ”とかいう女か。たしかにな」

「ありゃ、メガネなかったら狼達の餌になってたね…」

「そーだな」

かずくんこと、京野和翔(きょうのかずは)。同じ2年で、同じ女みたいな名前!
本人の前で言うと痛い目見るんだけどね(てへぺろ☆


――キィィ…

「あれ。あの子帰ったの?」

この部屋にあるもう一つの個室から、男の子が出てきた。

同じく生徒会役員2年、光崎真守(こうさきまもる)。生徒会では会計。通称まもるちゃん。

「うん。今さっき帰ったよ」

「ふ~ん」

聞いてきたのそっちなのに、反応薄くない!?

「…真守ちゃんは、たまにひどいよね…」

「なにが」

うっ…冷たい目で見ないでー


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