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エロ動物と飼育員

第2章 ▤Episode.1▤

「なにあれ~…」

「なんか不気味じゃない?見張りみたいなのついてるし…」



「…なんだ?」



今日は朝から、生徒みんなが校庭のその先に注目だ。


ひとりの男子生徒も、その先を見る。


「???」


だが一向にわからないらしい。


「かずは!!」

「あ?」

そしてまたひとりの女子生徒が、”かずは”と呼ぶ。

それに反応したのは、さっきの男子生徒だ。


「なんだよ、もみじかよ」

「なんだ、ってなによ!何してるの?」

「あれだよ、あれ。なんだあれ。不審者か?」

「あらっ!知らないの?」

「はい?」




――「今日はうちに、転入生がくるの。あれは転入生の子よ」―――





「…はぁ」

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