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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

ガチャ
後部座席のドアが開いた

「すみません‥お待たせして」

「じゃ‥じゃ‥行くよ♪」

車を走らせた雅人さん


何かぎこちない2人が前にいた





しばらくして雅人さんが話しかけてきた

「君達歩いて来たんだよね?目立たなかった?」

「目立つ?」

俺が返事をした

「だってイケメンとモデルでしょう?」

イケメンは鮫島先輩の事だよな‥
じゃ‥モデルは俺か?

「ある訳ない(笑)」

俺の独り言を拾った雅人さん

「そうかな?かなりイケてると思うけど‥」

「遥香さんのタイプってどんな人なんですか?」

鮫島先輩が恥ずかしそうに聞いた

「タイプ?年上で落ち着きがあってベッドの中では甘えたでさ」


それって迅の父親の事じゃ‥ノロケかよ(笑)

そんな話をしていると着いたみたいだった

「着いたよ♪行こうか♪」

着いたよってここどこだ?

「日高君行こう?」

鮫島先輩はどこだかわかっているようだった

「おはよーございます♪」

「あっ遥香さんおはよーございます♪遥香さん入りました~」

アシスタントの人がそばにやってきた

「この子達は俺の知り合いだから見学させてあげて♪」

そう言うと歩いて行った雅人さん

見学って?そうだった雅人さんの職場見学するんだった

アシスタントの方は俺達を席へと案内してくれた

「ここに座って下さい♪ジュース持ってきますね」

会議で使うような長い机にパイプ椅子

「ベッドが置いてあるな♪あードキドキする」

興奮ぎみの鮫島先輩
「ベッド?」

「今日は遥香さん受け役らしいぜ」

ゴクと生唾飲み込んだ鮫島先輩

受け役って‥

そういえばAVがどうのって言ってたっけ?

じゃ‥やっぱりアダルトビデオの‥

「ブドウジュースで良かったらあったんで飲んで下さい♪」

紙コップにジュースを入れて持ってきてくれたアシスタントの人


「佐江野何してる!?本番入るぞ早く来い!」
「あっはい!!」

ニコと笑って走って行った

「あれは下っ端だな…」

下っ端?

「下っ端って?」

「入りたての新人アシスタント‥」

「そんな事わかんだ鮫島先輩すごいな‥」

俺はブドウジュースを一口飲んだ

トク‥ン‥

何このジュース‥

「本番入りまーす3‥2‥1‥」

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