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シアワセ∞経路

第10章 未来へ続く思い出


普通に隣に並んで撮ったプリクラに落書きして印刷待ち。


ポケットに入れていたスマホのバイブが鳴った。

撮ったプリクラの画像をスマホにも送信できるようになっていて、やってみたら届いた。


これでいつでもこのプリクラが見れる。



ああ……、幸せだ。
この画像は大事に保存しておこう。

表には出せないけど、心の中ではもう舞いに舞い上がっている私。
お店の暖房が効きすぎてるのかと疑ってしまうほど体も熱くなってくる。



「あれ…上手く送れなかったから、俺にもちょうだい」


「はっ…、はいっ!ちょっと待ってね」



ソラと反対の方を向いて、画像を送った。

スマホを触る手が震えてるのを隠すために。

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