シアワセ∞経路
第10章 未来へ続く思い出
ふたりのことも気になるけれど、今はソラと一緒にいれる大事な時間だった。
切り替えていこう……!
再び、どのネックレスにしようか結構考えた。
迷いに迷ったけど、直感でこれが似合うと思う物を見つけてそれを買った。
「――はい。何を買ったかはお楽しみで、帰ってから開けてね!」
今すぐじゃなく帰ってからと言ったのは自分の選ぶセンスに自信がないから。
それに目の前で幻滅して欲しくない。
「分かったよ。…ありがとう、大事にする」
そんな不安を掻き消してくれるように、ソラは優しく微笑みながら受け取ってくれた。
好きな人の笑顔を見れるってこんなにも幸せなんだ。
「――んぐっ……なにす……」