シアワセ∞経路
第4章 あなたのとなり
楽しみに待っていた朝が来た。
昨晩はなかなか寝付けなくて、何時間ベットの上でゴロゴロしていたことか。
朝になってからも、ぴょんと外側にはねている寝癖を一生懸命に直していたら、もう約束の時間が近づいていた。
昨日までは、こんなにドタバタせずに準備をして学校に向かったんだけど。
今日は朝からお湯こぼしたり、宿題をやったノートを忘れそうになったりとぐだぐだしていた。
こんな感じでかなり緊張しつつも、急いで待ち合わせの場所へ全力で走った。
そこにはもう大空先輩が先に来ていた。