テキストサイズ

狼くんと羊ちゃん~空回り~

第2章 加速する感情

ーっ

あ、いけねっ
今、危機的状況下だった。

「翔?」
一向に返答はない。

そんなに
びびらなくても良いだろ!!!

かわいーな・・・
とか思ってる場合じゃねぇ!!!

パシッー

「ちょ!憲人・・」
嫌がる翔をよそに
俺は翔の手をとって走った。







っはぁ、はっ、はっ
「大丈夫だった?」
心配だしな... 一応聞いとこ

「ん、大丈夫・・・」

嘘いうなよ
目ぇ潤んでるし

不安そうな顔してるし


ぎゅっー

「わぁ、ちょ!離せって・・」
急に抱き締められて混乱する。

でも、何か落ち着いた・・・

かも・・・

「ありがと..もう大丈夫。」
ホントに安心した。 



ストーリーメニュー

TOPTOPへ