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狼くんと羊ちゃん~空回り~

第5章 ライバル登場?

屋上へ繋がる
長い階段を登って俺は立ち止まる

ーやめっ、やめろ!!!! 


ひでぇ、もっ聞いてられねぇ

っ、あいつら
こんなとこでもか・・・・

俺が言えることじゃないけど
もう、どうすることもできなかった

立ち去ることもできず

助けにいくことすらできない。
 
悶々と考えてると


ーんひっ、 っはあ!!た、すけ・・・っ!!

神原!!助けねぇと!!!!


俺は、立ち去りかけた足を向きなおし
屋上へ繋がる扉を開けようとした

ーっ!!憲、人!!助けて!!




えっ・?憲人?




あはは、そっか
あいつには憲人しか見えてねぇんだ




なんか、笑えてくるわ



許されるはずないのに
マジで、なにしてんだ俺?



そう思うと
憲人が憎くて憎くて、しょうがなくて


俺はその場から走り去った
モヤモヤする気持ちを抱えながら・・・

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