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狼くんと羊ちゃん~空回り~

第5章 ライバル登場?

俺は、取り残された屋上で
ぐるぐる考えた。

けど、考えても
考えても

答えなんか出てこない。

考えた末に残ったのは
自分は一人じゃ何もできない、という
虚しさだけだった

「っん、・・ひっく、えっく・・・っ」




気づけば泣いてた。


ほら、やっぱ
俺って弱いやつだ・・・っ



もう、どうしていいのか
分からない・・


俺なんかに、生きてる価値なんかないよな?





自分でも訳のわからない衝動に刈られ
フラフラ立ち上がる。


そして、フェンスに向かって
歩き出した俺の足


それすらも、自分でやってるのかさえ分からない


ただ、楽になれる。

もう、何も考えなくていい。



そう考えると、動き出す足を止めることが出来なかった


死んだら、楽になれんだよな

なら、このままでいい・・・・

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