
恋愛short story
第2章 ※ 不安材料
長かった…
3週間の出張。
空港からスーツケースを
ガラガラと引きながら
タクシーへ乗り込む。
そう…
俺はこの日を
どんなに待ち望んでたか。
家に帰れば
愛しの俺の彼女、
亜希が待っている!
亜希は元気だったかな~
海外出張で
電話しようと思っても
中々時間が
合わなかったんだよね~
お土産も亜希が
喜びそうなものを
選んで買ってきたんだよ。
さて、帰ったらまずは
ただいまのチュ~して…
俺の腕に収まる
華奢な亜希を
抱き上げて、
そのままベッドへGO!
それから、それから
亜希の滑々な肌に
あーんなことして…
こーんなことして…
「フフッ…フッ…」
思わず口元が
緩んでしまう
今夜は寝させないーよ!
亜希待っててね~
ムフフ…
「おっ、お客さん……楽しそうなところ申し訳ないが…どこまで行きます?」
うっぐ!!
つい、久しぶりに
亜希に会えると思うと…
タクシーの運転手に
ニヤけ面を
曝してしまった!
