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恋愛short story

第2章 ※ 不安材料


「せっ、先輩!!顔色悪いですよ?」






心配そうにする

佐々木は俺におしぼりを

差し出す。





「あぁ…スマン…スマン…」






佐々木の愚痴を

聞いてやるどころか

俺が動揺してどーすんのよ。

てか俺、佐々木に

助言する前に

心配されてるんだけど…








「すみません…仕事のせいにしてしまって…今となれば俺が結局そう…思いたかっただけって言うか…時間はいくらでも作ろうと思えば彼女の為に作れば良かったことです。だから俺が悪いんですけどね…今日は俺の愚痴聞いてくれて有難うございました。何か、俺スッキリしましたよ!仕事に支障きたして迷惑皆にかけて…馬鹿だなって。だから俺、明日から仕事頑張りますッ!!」









「あっ、そう?そっ、それなら良かったよ…」





あの~佐々木クン??

俺何にも役に立ってないよ?



代わりに俺には

亜希に対しての不安が募った。

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