
恋愛short story
第2章 ※ 不安材料
俺は後輩、佐々木と別れ
肩をガックシ落としながら
家路に着く。
グスン…
亜希ぃ…
亜希は帰ってくるよね…?
玄関を開けると
部屋から電気の明かりが
漏れている
もしかしてっ!!
亜希が帰って来てる!?
アキ~っ!!
俺の目に
飛び込んできたのは
椅子に座って
PCにパチパチと
タイプしている亜希。
久々に見る亜希の姿が
愛おしさを倍増させ、
何だかホッとする。
さっきまでの不安が
一気に吹き飛んだ。
亜希ぃ~
良かった
帰って来たんだっ!!
たまらず亜希が
帰って来た嬉しさで
後ろから
ギュッと抱きしめた。
嬉しくって亜希の首筋に
チュッと音を立てて
キスをすれば──
フワッと香る亜希の匂い。
