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恋愛short story

第1章 約束

京香の様子を伺うと

口を尖らせ眉間に

皺を寄せている。

そんな困った顔を

されると意地悪したくなる

反面つい、さっき自分で

言ってしまった言葉を

訂正したくなる






はい、嘘ッ!!

俺の言ったこと、

帰りたくないなんて

ウソだから!!

京香に何言っちゃったの俺。










「え~、だってうちのお母さんが歩のお母さんに渡したい物があるから寄ってもらってって…」







えっ!?

ラッキー!!

これで京香と帰れる

京香のお母さんナイスだ!!









「おばさんが?なっ、なら仕方ないな……」







結局、京香に対して

素直になれない俺。

意気地がないって言うか

弱虫なんだよ…

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