リトル・リトル・バンビーナ
第2章 僕はアナタに欲情してる。
保健室のベッドがギシギシ、と軋む。
美和子ちゃんが俺の腰の動きに感じているのか、
喘ぎ声がどんどん大きくなっていく。
ベッドの軋む音と甘い声は重なりあうように、保健室中に響く。
「美和子」
そっとつぶやき、俺は美和子ちゃんの左手に
さっきみたいに指を絡ませてぎゅっと握った。
腰の動きは、速さを乱雑に変えて遅くしたり、早くしたり。
押し当てるように擦ると
美和子ちゃんの身体がビクビク、と反応を見せるので
ここが気持ちいいんだろうな、なんて見当すらつく。
だから、焦らす。
キモチヨクなりたいって性欲を
俺がほしいって気持ちに間違えてほしいから。
やらしい音だけは立てたいので
挿入の動きをゆっくりにしつつ、
美和子ちゃんのキモチイイところだけを緩く擦っていく。
「あ、あぁ……んっ、はぁ……っん」
じれったそうな美和子ちゃん。
俺も我慢するのつらいから早く、言ってくれないかな。
「気持ちよくなりたくないの?」
「なりたく……っない……っ」
「嘘つき」
「……っ!?あ、あぁっ、い、いやぁぁっ……そこ、あぁんっ!」
撫でる様な生温い腰の動きとは一変させる。
俺は攻める様に挿入を繰り返し、激しい動きで腰を振るった。
抜く寸前まで引いては、勢いよく奥へ激しく突きあげて、
彼女を追い詰めていく。