リトル・リトル・バンビーナ
第2章 僕はアナタに欲情してる。
4、イビツな三角の完成
後日。
というか、おまけじみた話なんだけど。
俺は相変わらず、美和子ちゃん目当てで保健室に通ってる。
……ちょっとやめて!最低とか死ねとか罵る言葉、俺にぶつけてこないで!
だって、俺、男だし。
性欲の塊だもん。(開き直るなって?)
好きになっちゃったもんは仕方ない。
第一、あんな乱れた美和子ちゃんみちゃったら、諦められるもんも諦められない。
っつーか。
俺も最低かもだけど、美和子ちゃんも美和子ちゃんでなかなかに神経図太いコだからね。
だって、美和子ちゃんの指には返却したであろうはずの婚約指輪が!
相変わらず、毒々しく、憎たらしく光っているからー。
どうやら、この送り主である婚約者のゆーくんこと押谷 雄二は美和子ちゃんのことを諦める気は毛頭ないらしい。
何度も話し合いの場をもった挙句、
結局、美和子ちゃんが押し切られちゃったのか、指輪は返却できなかったらしい。
未練がましい男め。
けれど、美和子ちゃんも頑固だった。
以前のように婚約者でいられるほど頭の中お花畑ではいられないらしい。
すると、押谷 雄二はこう持ちかけたそうだ。
よせばいいのに。
『前より俺のこと絶対好きにさせる。
もし、もう一度君が結婚したいと思ってくれたなら、そのときは。
今度は君の方からこの指輪で、俺にプロポーズしてほしいんだ。
それまでは、なくさないように肌身離さずつけていて』
『私、指輪を持っている資格ないよ』
『あるよ。俺が一番好きな人に送った指輪なんだから』
だと。
やべえな、ストーカーかよ。
って、言いたかったけど我慢した。だってこんな拗れた事態招いちゃったの俺だし。
そこだけは罪悪感。
けど、俺も美和子ちゃんに惚れちゃったんだし?
美和子ちゃんとまだ見ぬ押谷 雄二とやらが再び婚約するなんてことには絶対させない。
だって、好きなんだ。
好きって、結局は欲望で。男は欲望なんて抑えられない生き物だから。
諦めてねぇからな。
これからガンガンいくつもりだから覚悟しといて?
僕はアナタに欲情してる。
終わり
後日。
というか、おまけじみた話なんだけど。
俺は相変わらず、美和子ちゃん目当てで保健室に通ってる。
……ちょっとやめて!最低とか死ねとか罵る言葉、俺にぶつけてこないで!
だって、俺、男だし。
性欲の塊だもん。(開き直るなって?)
好きになっちゃったもんは仕方ない。
第一、あんな乱れた美和子ちゃんみちゃったら、諦められるもんも諦められない。
っつーか。
俺も最低かもだけど、美和子ちゃんも美和子ちゃんでなかなかに神経図太いコだからね。
だって、美和子ちゃんの指には返却したであろうはずの婚約指輪が!
相変わらず、毒々しく、憎たらしく光っているからー。
どうやら、この送り主である婚約者のゆーくんこと押谷 雄二は美和子ちゃんのことを諦める気は毛頭ないらしい。
何度も話し合いの場をもった挙句、
結局、美和子ちゃんが押し切られちゃったのか、指輪は返却できなかったらしい。
未練がましい男め。
けれど、美和子ちゃんも頑固だった。
以前のように婚約者でいられるほど頭の中お花畑ではいられないらしい。
すると、押谷 雄二はこう持ちかけたそうだ。
よせばいいのに。
『前より俺のこと絶対好きにさせる。
もし、もう一度君が結婚したいと思ってくれたなら、そのときは。
今度は君の方からこの指輪で、俺にプロポーズしてほしいんだ。
それまでは、なくさないように肌身離さずつけていて』
『私、指輪を持っている資格ないよ』
『あるよ。俺が一番好きな人に送った指輪なんだから』
だと。
やべえな、ストーカーかよ。
って、言いたかったけど我慢した。だってこんな拗れた事態招いちゃったの俺だし。
そこだけは罪悪感。
けど、俺も美和子ちゃんに惚れちゃったんだし?
美和子ちゃんとまだ見ぬ押谷 雄二とやらが再び婚約するなんてことには絶対させない。
だって、好きなんだ。
好きって、結局は欲望で。男は欲望なんて抑えられない生き物だから。
諦めてねぇからな。
これからガンガンいくつもりだから覚悟しといて?
僕はアナタに欲情してる。
終わり