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従わない奴隷

第22章 抱き合う 心

ずっと
このまま・・・


という気持ちが
よぎるほど


俺にすがる
ユウリが




心地いい。






でも俺は
その心地よさに
踏ん切りをつけるように

脱げかけの
ワンピースを気にする
ユウリを
一気に抱き上げた。




ふいに
抱き上げられ

ぎゅっと
胸に両手を寄せる
ユウリが


愛おしい




何も言わず
俺に従うユウリを
抱き上げたまま


俺は


ベットじゃなく


キッチンの方へと
向かった




『えっ・・』




と、今にも
声が出そうな
ユウリの
落ち着かない目が



俺を
笑わせる



また


『ここで?』


って



言われそうだ








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