僕は絵しか描けない
第2章 個性的な部活動
「黒沢君、昨日はごめんね」
朝学校へ着くとすぐさまに妹尾さんが謝ってくる。
「いや、妹尾さんが謝ることじゃ……」
「私が謝ることだよっ!! 私が黒沢君と詩子を会わせたんだから」
「だとしても僕が一緒に漫画を描くって受けたんだから気にすることはないよ」
本当は気にされて嬉しいんだけど、心の広いところを見せておくことは忘れない。
「詩子も悪い奴じゃないんだよ。ちょっと変わってるけど」
「うん。それはわかってる」
これは嘘じゃなかった。確かに詩子さんは悪い奴ではない。
苦手な奴ではあるけど。
朝学校へ着くとすぐさまに妹尾さんが謝ってくる。
「いや、妹尾さんが謝ることじゃ……」
「私が謝ることだよっ!! 私が黒沢君と詩子を会わせたんだから」
「だとしても僕が一緒に漫画を描くって受けたんだから気にすることはないよ」
本当は気にされて嬉しいんだけど、心の広いところを見せておくことは忘れない。
「詩子も悪い奴じゃないんだよ。ちょっと変わってるけど」
「うん。それはわかってる」
これは嘘じゃなかった。確かに詩子さんは悪い奴ではない。
苦手な奴ではあるけど。