テキストサイズ

僕は絵しか描けない

第11章 僕たちの絆

夕飯も食べずに寝た僕は当然翌日学校を休んだ。

漫画ばかり描いてた近頃の僕は、一人の時に漫画を描く以外何をすればいいのかも忘れていた。

地金がねくらで出来てる僕が引きこもったところで誰も心配しない。
遂に発症したかと思われるだけだ。

親も少しくらい声をかけてきただけであとは放置だ。

このまま誰からも忘れ去られて消え去りたい。

僕はまだ十七歳になったばかりだ。

たとえ六十歳で死ぬとしてもまだ四十三年も残っている。

十七年間でこれだけの苦痛があったのにあと四十年以上も耐えきる自信がない。

早く死んでしまいたい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ