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僕は絵しか描けない

第11章 僕たちの絆

そんなモブキャラな僕でも二日間もなにも食べないで過ごすことは出来なかった。

用意された夕飯を食べてるとお父さんとお母さんから「学校くらい行きなさい」と説教をされた。

「うん……」と弱い肯定にもやんわりとした否定ともとれるような生返事で僕は返した。

もちろん明日も学校に行く気はないどころか、携帯の電源を入れる予定さえない。

翌朝、予定通り体調不良を伝えて学校を休む。

無気力この上ない脱け殻状態でベッドの上で転がってるうちに夕方になっていた。

インターフォンが鳴り、来訪者を告げるが僕はベッドから出るはずもない。

しかししつこく繰り返される呼び鈴が耳障りで仕方なく僕は玄関のドアを開けた。

「なにやってるんだよ、クロっ!!」

怒り心頭といった感じの詩子さんが腕を組んで仁王立ちしていた。

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