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僕は絵しか描けない

第2章 個性的な部活動

「あたしもそれが一番好きなのっ!!」

嬉しそうに笑って手を握ってくる。

女の子に免疫ないんだからむやみなボディタッチは勘弁して欲しい。

「そ、そうなんだ。面白いよね、掃除屋」

焦りながらそっと掴まれた手を離す。

「じゃあ掃除屋からにしよう! よろしくね」

手を握るとか肩を叩くとか、そういったことに特別な感情がないらしい詩子さんはキスとかも抵抗がなかったりして……

そんな期待混じりに下らない妄想までしてしまった。

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