僕は絵しか描けない
第2章 個性的な部活動
怯えるくらいに恥じていた詩子さんはぱぁっと顔色を明るくした。
「そ、そうだよね……ありがと……」
気をよくしたのか詩子さんは次々とネームを出してきた。
あとから出されたネームははじめのものより更に面白かった。
ただ絵は更に雑で下手だった。
恐らくはじめに見せたのはストーリーに自信があるものじゃなくて、絵が一番ましなものだったんだろうなと気付いた。
「じゃあどれにしようか……僕的にはこれがいいかな……」
『掃除屋』という作品を推した。
普段は暗くて無視されている高校生が実は能力者で悪人を追い詰めるというオムニバス作品だった。
「そ、そうだよね……ありがと……」
気をよくしたのか詩子さんは次々とネームを出してきた。
あとから出されたネームははじめのものより更に面白かった。
ただ絵は更に雑で下手だった。
恐らくはじめに見せたのはストーリーに自信があるものじゃなくて、絵が一番ましなものだったんだろうなと気付いた。
「じゃあどれにしようか……僕的にはこれがいいかな……」
『掃除屋』という作品を推した。
普段は暗くて無視されている高校生が実は能力者で悪人を追い詰めるというオムニバス作品だった。