僕は絵しか描けない
第6章 応募!!
それからも僕と詩子さんは夏休みもなく、漫画を作り続けた。
そして詩子さんとの漫画作りをはじめて三ヶ月。
ようやく作品が完成した。
たかだか五十ページの作品を作るのにずいぶんと時間がかかってしまった。
「お疲れ様、クロ」
「詩子さんも」
完成した作品を読み直し、詩子さんは微笑みながら労いの言葉をかけてくれた。
「さて。じゃあこの作品をコンテストに応募しようか」
「えっ……応募するの?」
「はぁ? あったり前でしょ!? じゃなきゃどうやってプロになるのよ?」
呆れた、と言いながら詩子さんは見たこともない漫画雑誌をばんっと机に広げた。
そして詩子さんとの漫画作りをはじめて三ヶ月。
ようやく作品が完成した。
たかだか五十ページの作品を作るのにずいぶんと時間がかかってしまった。
「お疲れ様、クロ」
「詩子さんも」
完成した作品を読み直し、詩子さんは微笑みながら労いの言葉をかけてくれた。
「さて。じゃあこの作品をコンテストに応募しようか」
「えっ……応募するの?」
「はぁ? あったり前でしょ!? じゃなきゃどうやってプロになるのよ?」
呆れた、と言いながら詩子さんは見たこともない漫画雑誌をばんっと机に広げた。