僕は絵しか描けない
第6章 応募!!
「いい? GANGってのはね----」
詩子さんはいつもながらの身勝手さで月刊GANGの説明を始める。
GANGというのは相当昔からある漫画雑誌らしい。
創刊当初からジャンルや作風にこだわらない前衛的な作品が連載されている。
編集長が面白いと思えば賭博を題材にした劇画だろうが、中世ヨーロッパを舞台にした少女漫画だろうが載せるという、ポリシーがあるのかないのかよくわからないスタイルだ。
漫画は商売という観点だけにとらわれず、作者の芸術作品であると見なし、一度連載が始まれば人気があるなしに関わらずきちんと作者が書きたいように書けるまで連載をしてくれる。
ただし編集部が認められないクオリティーなら休載させてでも書き直させるそうだ。
詩子さんはいつもながらの身勝手さで月刊GANGの説明を始める。
GANGというのは相当昔からある漫画雑誌らしい。
創刊当初からジャンルや作風にこだわらない前衛的な作品が連載されている。
編集長が面白いと思えば賭博を題材にした劇画だろうが、中世ヨーロッパを舞台にした少女漫画だろうが載せるという、ポリシーがあるのかないのかよくわからないスタイルだ。
漫画は商売という観点だけにとらわれず、作者の芸術作品であると見なし、一度連載が始まれば人気があるなしに関わらずきちんと作者が書きたいように書けるまで連載をしてくれる。
ただし編集部が認められないクオリティーなら休載させてでも書き直させるそうだ。