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僕は絵しか描けない

第6章 応募!!

そこまで聞いた時点で商業誌として破綻していると感じずにはいられなかった。

志は立派かもしれないが、それだけで商売は成り立たない。

やはり人気が出るものを書いてこその漫画雑誌というものだ。

GANGがやってる行為は商業的側面を軽んじ過ぎた、独り善がりにさえ感じる。

しかしGANG出身の作家を並べられて、少し考えも変わった。

現在日本の漫画界をリードしている実力派作家の名前が多数上がったからである。


「どう? すごいでしょ?」

詩子さんはまるで自分もそのGANGの出筆作家の一人のように誇らしげに語った。

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