テキストサイズ

君がいる。

第4章 苦難。


あぁ…温かいな…

生きているんだな…私。

「河内さん、落ち着いて聞いてください。

交通事故であなたの脳には

大きなダメージがかかりました。

そのため、体の複数箇所に

麻痺が残ったんです。」

「麻痺…?」

「はい。

じゃあ、足を上げてみてください。」

私は足を上げようとした。

けれども、動かない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ