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キャラメル、甘く

第1章 *条件



「望月」

「何ですか?」

「あれはひどいと思わないか?」

「そうですね…」




とあるラブホテルの一室。



私達は今、大事な撮影をしている。



桐嶋杏樹を売り込む為の、
大事な撮影だ。



「SEXシーンはむしろ杏樹にとって強みです。綺麗な体つきをしてるし、本人もアピールしてるところ」


「でも、相手があれじゃあなぁ」


くい、と梶さんがあごで指し示した先。



そこには明らかに、杏樹の裸体を見てきょどっているお相手役がいた。


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