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キャラメル、甘く

第3章 *不透明な感情



「絢菜さん、
俺の事避けてますよね?」

「避けてなんか…」


…いるけど。


「避ける様な理由でも、
あるんですか?」


そう言って、少し傾く首。




“からかわれてる”


そう感じた。



「…。
圭太くんこそ、どうして事務所に?
別に興味があった訳じゃないんでしょう?」


負けじと問い返せば、
彼は楽しそうに笑みを作る。

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