
二重人格ってご存知ですか?
第3章 第2章
「ふぅーさっぱりだわww…尚輝〜次いいよー」
「……ふぁーい」
《尚輝、半分寝てたなww》
ちょっとフラフラしながら風呂場に行く尚輝を僕はずっとみていた。
《やっぱ可愛い!!その辺の女よりも可愛い!!…今から風呂場に行って襲いたい…。》
「あっ!!そうだ!!あの薬の出番だ」
鞄からごそごそ何か粉が入った袋をだした。
「あったー…麦茶の中に入れちゃえ!!」
《この媚薬、即効性らしいからなぁ〜。…尚輝が乱れて僕に助けを求めるところを見たい!!》
わくわくしていると、
「やっぱシャワーは疲れがとれない」
じじくさいことを言いながらジャージ姿の尚輝が風呂からあがってきた。
「じじくさっww…尚輝、麦茶飲む?」
「おっ!!飲む飲む」
媚薬入り麦茶を尚輝に渡したら、一瞬で飲み干した。
飲み干したとき、顔を少ししかめたからヤバいと思い話しかけた。
「尚輝ってさぁ〜ジャージ似合うね♪」
「それは…褒められてるのか?」
「褒めてんのww」
「ふーん。ありがとう(笑)」
僕は笑顔で頷いた。
「もうさぁ、眠いから寝るね…おやすみ〜」
そう言ってベッドの壁側に寝て、眼鏡をテーブルに置いた。
「俺も寝よっと。おやすみ」
尚輝は俺と反対側で寝た。
そして、寝て1分くらいたった頃だった。
「……ん……っん…か…ず……やぁ」
そう言って尚輝が俺の服を引っ張った。
《おっ!!薬が効いてきたな》
「…なんだよ」
ちょっと眠そうに言う。
「…んっ……ご……め…んっ……なんか……俺…熱いっ」
「はぁ?熱い?知るかそんなの。自分でなんとかしろよな」
《効いてる効いてる!!やべぇ目がうるうるしてて可愛すぎる…》
「んっ……む…りぃ……たす…け……てぇ…っん」
「尚輝、大丈夫か?」
そう言って尚輝のおでこを触る。
「…(ビクッ)んあっ」
《やべぇおでこを触っただけで鳴いたし!!興奮しすぎて理性がもたない!!》
「…尚輝、楽にさせてやろーか?」
「え……っん……うん!!…」
《理性が壊れたわww》
