青春の甘いHなラブストーリー[短編集]
第1章 帰り道**
「いいよ」
「よっしゃーーー!」
可愛いなぁ。
「俺、ずっと石原絵理さんのこと可愛いなぁって思ってて、」
「やべー、このシチュエーション、嬉しすぎるわ」
「私も、坂井君カッコイイなって思ってたよ」
だから、もっと彼の無邪気に喜ぶ笑顔を見たい。
好きとかじゃなくて、ただのカッコイイ、だけど、私ってズルいかな?
「やべーー!嬉しい!!」
「私、お腹いっぱいになっちゃったから、残りのアイス、たべてくれない? 」
スプーンで、アイスを近づけながら、上目遣いで言ってみる。
「まじ?食べる食べる!あーん」
それから10回くらい、あーんしてあげる。すごく嬉しそう。