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パンプスをはいた女の子

第1章 あなたの事を書きたいです

放課後、私はまた印刷室へと向かっていた
部長さんから印刷物を頼まれていたから

ドアを開けようとした時、少しだけ空いていることに気づいた

誰か中にいるみたい…

隙間から覗くと舘野先生と保健室の尾野先生が向かい合って何かを言い合っていた

ふたりとも美形だから凄く『え』になる

ズキン…

胸が…また…ズギズギと…

「だから、りょーちゃん、私はあなたを思って言ってるの」
「でも、オレのやりかたで文句言わないってさっき美奈子がいったじゃないか」

リョーチャン…?ミナコ…?

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