
パンプスをはいた女の子
第1章 あなたの事を書きたいです
私はもうおかしくなって、気が動転して
とっさにケータイに手を伸ばす
「…助けて……」
「もしもし!?どうしたの!?なのこ大丈夫!?」
気づいたら私は絢香に電話をかけていた
「あ…ううん、ごめん、まちがえちゃった!こめんね!」
絢香…絢香が大変な思いしてるのに私がさらに迷惑かけちゃダメだ
「なのこ…私、言ったよね?なんでも相談してって。まだ、私に相談できないの?」
「え……?」
「気づいてないとでも思ってた?」
「……」
「なのこ、何があったの?」
