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パンプスをはいた女の子

第1章 あなたの事を書きたいです

「鈴木、大学はどうするんだっけ?」
「一浪します。一年間、勉強しようと。…将来、作家になりたいんです。広報部楽しかったし……だから…作家になって、先生のこと書きたい!」

先生はビックリした顔をした
私が先生って言ったことすらつっこまない
それから今まででいちばん優しい笑顔になって応援するよ、と言った

それから私たちはキスをする
甘い甘い…

そして、今までできなかったことをする
先生とひとつになるんだ、これから
不安もあるけど、優しい気持ちでいっぱいだった
はやく、ひとつになりたい…


…先生、やっぱり大人っぽいの好きなんだろうな
部屋の雰囲気も、好きな芸能人も
でも私のことを思ってくれてるのもわかる
この甘いキスから…
大人っぽい私も見せてあげたい
……今度会う時は、パンプスでも履こうかな⁇

私は甘いキスをしながら大人の味を噛み締めた

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