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パンプスをはいた女の子

第3章 初恋は叶わぬ夢

私には忘れられない初恋がある
高校一年生になったころ、高校三年生だったカレ…
軽音楽部の先輩…

今でも先輩の顔が脳裏をかすめる

それでも今は私は大切な人がいる
私は今から裕也と手をつないで裕也の実家を目指している

「はな?どした?眠いか?」
「ん、あ。うん、ちょっと眠いかも」
「いいよ、寝てても。起こしてあげるから」
「うん。じゃあ。おやすみ」
「ん、おやすみ」

私は素直に目をつぶって寝ようとする

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ヒトメボレだった

長身でおとなっぽくて、優しい先輩だった

人気者でみんなから愛されてた

勉強もスポーツもできて、それでいて音楽もできる

顔もかっこよかった

私は新入生歓迎会のライブで先輩にヒトメボレした

先輩の歌い方がものすごく好きだった

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