テキストサイズ

強制恋愛

第10章 *10*裏切り



校舎に入ると櫻木先輩は 結構濡れたね といいなが私のほうを向いた


「沙紀?」


「っ…」


私の目からは雨粒より暖かい涙がとめどなく流れていた


「どうした?」


櫻木先輩は心配そうに私の顔を覗き込む


「せ…せんぱいは…キスも…全部…冗談っ…わたしのことからかって…っ…最低…!!」


私は櫻木先輩にこの言葉を吐き捨て


保健室に向かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ