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強制恋愛

第10章 *10*裏切り




わたしは慌ててケータイを耳にあてる


『ちょ、え!、沙紀、櫻木先輩のお家にお泊りするの⁈』


奈美は興奮しているせいかものすごく大きな声で話す…というより叫んでいるので櫻木先輩にも丸聞こえ


「え…う、うん…?」


『きゃああああああ全女子の憧れの櫻木先輩のお家にお泊りとかすごいよおぉ!!!』


櫻木先輩は横でクスクス笑っている


「は、恥ずかしいからやめてよ奈美…!」


『羨ましい、すごい! 本当にすごい! 感想よろしくね! 沙紀のお母さんには私の家に沙紀が泊まってることにしておくから!』


「ありがとう…」


わたしが電話を切ろうとしたら、また奈美の大きな声が聞こえてした


『沙紀!沙紀!沙紀!』


「な、なに⁉︎」


『避妊はしなきゃだめだよ! じゃあね!』


横にいる櫻木先輩がぷはっと吹き出して爆笑している


は、恥ずかしすぎる…


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