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強制恋愛

第11章 *11*揺れる心




「…沙紀…!」


蓮は嬉しそうににっこり笑ってわたしをぎゅっと抱きしめた


「もう大丈夫そう…?」


「うん、おかげさまで…ありがとう」


ありがとう


その一言で心が暖かくなった


「…沙紀…悪いニュース聞きたい?」


「えっ」


わ、悪いニュース⁈


もしかして実はまだ熱ありますとか…


「あのね……今11時」


「えっ!…今日学校あるよね…?」


蓮はにっこりして頷いた


「よかった、これで1日中一緒」


蓮のこの一言で私たちのズル休みが決定した



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