テキストサイズ

強制恋愛

第11章 *11*揺れる心




「沙紀、こっち来いよ」


蓮はソファーの近くにあぐらをかいて座っていた


「うん…」


私はズル休みの罪悪感が拭えないまま蓮の隣に座る


「そこじゃなくてこっち」


蓮は自分を指していた


あぐらの上に座れってことかな


「失礼しまーす…」


そーっと座ると後ろからぎゅっと抱きしめられた


「///」


「電話して沙紀が看病しに来てくれたときどれだけ嬉しかったかわかる?」


首筋にチュッとキスをされた


「んっ…」


「…こっち向いて」


蓮に言われたことに従い振り向く


「キス…するの?」


なんとなくそう聞くとくすっと笑われる


「だめ?」


「だめって言ったら?」


「無理矢理する」


顎を持ち上げられ蓮の唇が私の唇をつつむ


「んっう…」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ