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強制恋愛

第12章 *12*涙


…………………………


『落ちついた?』


わたしはこくこくと頷く


悠希は子どものように泣きじゃくる私を合鍵で家の中まではこんでくれた


『1日中看病して疲れちゃったんだよ』


わたしは小さくこくっと頷いた


「あの…」


『ん?』


「悠希はなんで会いにきてくれたの?」


『あ、ブレザー返してもらおうと思って』


「あっ!!!」


わたしは目を見開く


『忘れてたな?』


悠希はそんな私をみてクスッと笑った


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