テキストサイズ

強制恋愛

第16章 *16*あなたの隣に





この沈黙の時間



本当は数分なんだろうけど、すごく長く感じる



目をあけると悠希が上目遣いでわたしを見つめていた



『…………俺でいいの……?』



「悠希がいいの……」



『嘘…本当に…ええっ…』



悠希は目を見開いてあたふたしだした



『ど、どうしよう…俺…』



「!?」



悠希の大きな手がわたしの頬をつつむ



『嬉しすぎておかしくなりそう…』



にっこりと笑う悠希の顔を見ると私まで幸せになる



『抱きしめていい?』



ゆっくり頷くとぎゅっと抱きしめてくれた



ストーリーメニュー

TOPTOPへ