テキストサイズ

強制恋愛

第16章 *16*あなたの隣に





「あの…」



『ん?』



「え、エッチ…しないの?」



……



少しの沈黙の後、ぷっと吹き出した悠希の声が聞こえた



『したいの?』



「いや、あの、そういうわけじゃ…!」



悠希はくすくすと笑いながらわたしの頭を撫でる



『今日は…2人でこうやってしゃべりながらごろごろしたい…』



予想外の答えにびっくりしながらも頷くと悠希は嬉しそうににっこりと笑った



『幸せ』



悠希からのその言葉がすっと胸に広がる



1週間…たくさん悩んだ…



わたしのだした答え



きっと間違えてない



悠希の笑顔を見るとそう確信できる



蓮の……櫻木先輩のこと……



忘れるくらいに悠希への思いではやくいっぱいにしたい








ストーリーメニュー

TOPTOPへ