強制恋愛
第16章 *16*あなたの隣に
委員会室に戻ると人はちらほらしかいなくて、黒板には大きく《解散》とかかれていた
ちらほらいる人の中には櫻木先輩はいなかった
中庭で宮川くんが来る前…櫻木先輩何か言いかけたよね…なんだったんだろう…
『あれ?櫻木先輩いないの?』
宮川くんはきょろきょろしながら言った
「…みたいだね」
『……他の男に連れて行かれた女のこと放置で帰宅かよ…』
ん?宮川くん今なんて言ったんだろう…
「じゃぁ、委員会終わったみたいだし…わたし帰るね」
『俺も一緒に帰ろーっと』
「えー…うん」
『普通の女の子なら俺と一緒に帰れるとか大喜びだからね』
宮川くんは舌をちょっと出して『べーぇっ』と言った