テキストサイズ

強制恋愛

第16章 *16*あなたの隣に




《大事…?》



櫻木先輩はさっきよりも強く胸ぐらを掴んで宮川くんを睨みつける



『…普通別れた元カノなんて《普通じゃねぇんだよ》



《俺が沙紀のことどれだけ思って手放したか、お前にはわかんないだろ》



………え………?



《遊びで沙紀につきまとうなら他の女にしろ、沙紀には指一本触れるな》



沙紀のことを思って手放した……?



沙紀に指一本触れるな……?



わたし……勘違いするよ……



なにかの事情があってわたしと別れたんだって



本当はわたしのこと好きなんだって



















気づいたときにはその場から逃げるように走り出していた













ストーリーメニュー

TOPTOPへ