テキストサイズ

強制恋愛

第16章 *16*あなたの隣に






《…何もされてない?》



何もされてない…って言ったら…嘘になるかな…



わたしは手首にくっきりと残ったあざを思い出した



「あの…『高橋ってもち肌ですよね、櫻木先輩』



!?



もち肌って…なんでわたしに触ったみたいな言い方…



櫻木先輩は宮川くんを睨みつけていた



《…沙紀に触れた?》



『だからわかるんですよ、確かに高橋のよがる顔…かなりそそりますね』



…な、な、な、なにいってんのこの人!!!



よがるもなにも…宮川くんとなにもしてないじゃん…!



《お前…ふざけんなよ》



わたしが否定しようとしたその時には櫻木先輩は宮川くんの胸ぐらを掴んでいた



『へぇ…別れてもまだ大事なんですね、高橋のこと』



「…!!」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ