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強制恋愛

第17章 *17*本当の幸せ




…………………



悠希がシャワーを浴びる音だけが浴室に響く



わたしは…というと



湯船に浸かって横目で悠希を見つめていた



悠希ってモデルみたいにスタイルいいし細いな…



なのに意外とがっちりして筋肉質だよね…



どんな女の子でもこんな男の人にぎゅーってしてもらいたいって思うんじゃないかな…



もちろんわたしもその女の子の1人なわけだけど…



『沙紀?』




「!」



名前を呼ばれてふと我に返ると、



悠希はシャワーを浴び終わったみたいでわたしの真正面に座り湯船に浸かっていた



『なんか不純なこと考えてたでしょ』



悠希はくすっと笑う



『無意識だったかも知れないけど、自分で自分の肩だいてたよ』



は、恥ずかしい…



『自分のこと抱きしめるくらいなら俺のこと抱きしめてよ』



本気だか冗談だかわからないお誘いにこたえるようにわたしは悠希をぎゅっと抱きしめた







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