強制恋愛
第19章 *19*無理矢理
櫻木先輩との思い出が…次々に思い出される…
怖いくらいに幸せで…夢のように甘かったあの日々…
こうやって2人でいるとやっぱり思い出して…錯覚しちゃうの…まだ夢の続きなんじゃないかって…
だから委員会嫌なのに…
『沙紀?』
「!」
『大丈夫?』
「はい…」
『じゃあ俺はこっちの棚片付けるから沙紀はそっちね?』
「はい」
櫻木先輩はわたしといても…思い出さないのかな…
「あの…先輩…」
『なに?』
「玲奈さんと…どうですか…?」
作業していた櫻木先輩の動きがピタっと止まるのを感じる
やっぱり…聞いちゃまずかったかな…